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鎖骨骨折

山路 哲生 (山路整形外科)

図1

図1

骨は胸上方の左右に一対ずつあるS字型をした骨で外観からもその存在を確認できます。
この鎖骨が折れる骨折は、全骨折中約10%を占めるほど多い骨折のひとつです。
原因はスポーツや交通事故による転倒などによって肩や腕に衝撃力を受けて折れる場合が多く、折れる瞬間にボキッ!という音を聞く人も多いようです。

症状は骨折部の痛みや腫れの他、腕を上げることができなくなります。ズレが大きいと外観からでも骨折を確認できます(図1)。

骨折のズレが小さかったり、鎖骨の外側の骨折では見逃される事もあり、専門医による診察やレントゲン検査を受ける事をお勧めします(図2)。
治療はまず胸を張るように骨折部のズレを整復した後に鎖骨バンドなどによって固定が行われます。 骨折部のズレが大きかったり、骨が外に飛び出すような開放骨折や鎖骨の下にある神経や血管が破れているような場合は手術が行われます。
手術をしてもしなくても骨がつくまでには最低4〜12週を要します。 バンドで固定していても経過によって骨のつきが悪い場合には手術になる場合もあります。 この場合、骨盤から骨を採って鎖骨の骨折部に移植することもあります。 骨折の治りを早める超音波や電気刺激などを身体の外から当てる方法を加える場合もありますが、それには費用もかかります。
骨がついた後、肩が回らない場合にはリハビリも必要となります。 但し骨のつき具合でリハビリも変わってくるので始める時期や方法など詳細は主治医の指示に従って下さい。

図2

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